簡易レビュー

2が好きだったので、コレも購入してしまいました。とにかく、音楽が耳に心地よいゲームです。発売当時は友達が持ってて2人プレイでやってたのかな。ワクワクしながら進めていったのが懐かしいです。

ストーリーは王道と言えば王道ですが、細かいしぐさやセリフ、そして音楽によって、感情移入しやすい作りになっています。バーチャルコンソールで出たら、2と共に購入しようと思っています。

音楽

最初から最後まで、心臓と涙腺を刺激し続けるBGMはこの作品の大きな魅力かと思います。個人的にはやはり、旅立ちの「Meridian Child」が鉄板ですかねー。シャルロット・リース主人公時が特にヤバめです。そしてやはりおなじみですが、エンディングの「Return to Forever」から「Farewell Song」への展開がもう、ね。戦闘曲もどれも印象的で、稼ぎの時もなかなか飽きが来ません。

精霊

2と比べて、ずいぶん個性豊かになりました。2では皆神々しかったのに…。なによりの衝撃はウンディーネの関西弁ですよね。完全におばちゃんですもんね。最初に出てくる体育会系のウィル・オ・ウィスプもある意味衝撃でした。2では終盤で登場し、シェイドと見事に対をなす神聖さを以て出迎えてくれたのですが…(笑)。あまり変わってないのは、ノームとシェイドぐらいでしょうかね。ルナは言動がずいぶん若返ってるし、ドリアードは自虐に加え天然属性を得ていますし。たぶん、舞台裏はずいぶんにぎわってるんでしょうね。

パーティ

シャルが好きなので、大体入ってます。そしてなによりブラックカースが大好きなので、大体ネクロマンサーになります。とりあえず詠唱時間の短い全体ヒールライトを持っているので、残りのメンバーはとっかえひっかえ楽しむことができます。デュランをソードマスターにしてセイバー系魔法をほぼコンプリートしてみたり、リースのスターランサーと組んで無双したり、カウンターを恐れずアンジェラの派手な魔法を見たり。そんなメンバーが好みだったなぁ。

各コースの感想

誰を主人公にするかによって3通りのコースがありますが、そのそれぞれの感想とか印象とかをだらだら述べます。

竜帝コース

剣士と魔法使い。王道ペアのデュランとアンジェラのコース。ヒュージドラゴンかっこいいよヒュージドラゴン。

デュランが旅に出る動機だけなんだか軽い。というか、他のキャラが全員重すぎるのか。彼が主人公だと、FF5みたいな巻き込まれ型の旅に近いものになりますね。その分他のキャラの絡みとかストーリーを全体的に楽しめます。

アンジェラの場合はパーティ内にデュランを入れておかないと、黒曜の騎士が単なる謎の中ボスになってしまうので注意(笑)。あとアルテナ絡みの話が少ないから、終盤まで主人公っぽくならないかも。ストーリー自体はどちらも重すぎないけれど軽すぎることはないので、安心して進めていけます。序盤と終盤以外ではあまり悲しい出来事も起こらないし。

ちなみにこのコースじゃないとブラックラビさんに会えないのは有名な話。

ダークリッチコース

15歳言語能力難アリペア、ケヴィンとシャルロットのコースです。個人的には、ここが一番好きかなぁ。両者しっかりハッピーエンドですし。

ケヴィンストーリーは、動物好きにはたまりません。あぁカール。オープニングの壁壊すシーンが珠玉です。…ただ、2回攻撃+高攻撃力、クラスによっては回復も能力アップも可能というバランスブレイカーぶりなので、戦闘を楽しみたい人は避けた方がよいのかも。あるいは装備縛るとか。

ところで、獣人王が仮死状態のカールを掘り起こす様子を想像すると少しマヌケですね。

私が一番好きなシャルロットストーリー。あぁ、なんでこんな小さい子に…。実はリースと並ぶんじゃないかという悲惨ストーリー。両親失ってるわ、思い人(?)が自分のせいで連れ去られるわ、唯一の身寄り(光の司祭)が不治の病になるわ、旅の目的かつ司祭の病気を治せる唯一の人物たるヒースを目の前で看取るわ。ラスボス手前で、大事な人のほとんどを(一旦)失うことになるわけで…。

その分、エンディングはこれでもかというぐらいハッピーエンド。普通はヒース復活にぽかーんなのですが、その直後のシャルにやられます。ディオールで両親について聞かされた後の、

…えへ、シャルロットかっちょわりいでち。
おじいちゃんやヒースにわらわれちゃいまち…

まなのつるぎ、はやくみつけて、ヒースや
おじいちゃんをたすけなきゃいけないんだよね?
シャルロット、それまでもうなかないよ。

という、その幼さに見合わぬあまりに悲壮な決意を伏線にしての、コレ。

ヒース「だいじょうぶだよ。もう、どこにも行かないから… さあ、涙をふいて。女神様にわらわれちゃうぞ。

シャルロット「う…うわ〜〜ん!!びぇえぇぇ!!

※セリフはforest of mana様より引用

が、ヤバいの。あぁ。もう、誰に笑われようが構わないものね。力の限りの号泣に、涙腺が…。

ちなみに、ひらがなカタカナでしかしゃべることのないかのじょ。とにかくせりふがよみづらいかのじょ。ですがぜんきゃらきょうつうのせりふをしゃべるときはかんじもつかいます。たとえばぼん・ぼやじとのにどめのかいわの「このまえと、名前ちがう…」とか。

敵勢力の「死を喰らう男」の小悪党っぷりもいいですね。仮面の導師に味方するのも単なる利害関係の一致なんでしょうから、ある意味一番怖いのはコイツなのかも。

アークデーモンコース

いきなりボロボロの状態で始まる悲惨ペア。ホークアイとリース。両者人気の高いキャラです。ナバールとローラントはストーリー中でもちょいちょい出てきくる上、この2か所がレベル上げにいそしんだり敵がやたら硬かったりと長居しがちな場所なので、主人公っぷりをしっかり謳歌できるかと思います。

序盤にリースをその気にさせる割に、それ以降一切絡まない男前、ホークアイ。彼が明るいキャラなのもあって、酷めの展開の割にそれをあまり感じさせません(ビル・ベン戦は気が重いですが)。特殊技もトリッキーなのを色々覚えてイイ感じ。ワンダラーを使いこなせるとカッコイイ。かな?。

ホークアイストーリーの中での個人的ツボは、ニキータだったり。終始信じ、尽くしてくれる彼の姿勢がステキです。聖剣2の足元見まくりアイテム2倍掛け販売の彼とは大違いなわけで。中でもローラント奪還後、住民にボコボコにされている彼をホークアイが助けて、回想が終わった後の

うっうっ…ジェシカさんを守れにゃかったんだな…

が非常にヤバいです。

ところで、HOMをやってないのでアレなのですが、ジェシカてホークアイの叔母さんに当たるんですってね。うーむ…

最後。皆の嫁、リース。序盤のストーリーがかなり重め。Meridian Childが流れるつり橋のシーン。形見のリボンを手に決意を新たにし、歩き出した直後の、「……くっ!」がキきます。戦闘の際も能力アップ/ダウン系魔法が大活躍。当人の攻撃力も低くない上に召喚魔法も搭載。スターランサーあたりにするとバランスブレイカーとして活躍してくれます。召喚も敵全体沈黙追加ですし。

ストーリーの重さに反して、ローラント絡みでなければ切迫した状況でもおっとり敬語でしゃべる、軽く天然入ってるんじゃないかと疑わしい彼女。ちなみに敵勢力に対しても敬語。同じ王族のアンジェラとはエラい違いです。リース絡みで好きなイベントは、天の頂でのフラミーとの遭遇シーン。リースがいるとなんだかフェアリーが頼りなくなります。

トラウマ

みすてて、いくんでちか!はくじょうもの〜!

inserted by FC2 system